作品解説
特別な名画に特別なこだわり・天然のラピスラズリの輝きで甦る、あの感動
本年はフェルメールが描いた作品で現存する30数点のうち、6点が日本で公開される、まさにフェルメール・イヤーです。当ギャラリーではこれを記念し、原画にも使用されている天然のラピスラズリを存分に使用した、夢の復刻画『真珠の耳飾りの少女』『デルフトの眺望』をご用意いたしました!
美術館で観た感動…。あの臨場感を忠実に再現するため、詳細なデータをもとに最新にデジタル技術を駆使し、油彩画用布製キャンバス生地に顔料を吹きつけ、さらにその上から原画に使われている天然のラピスラズリを熟達の絵師により着彩。原画のクラックまでも見事なまでに再現された高精度な画面と、色彩の復刻にいたるまで本物の素晴らしさを徹底的に追求して制作されました。天然ラピスラズリの着彩には、数多くの美術館や寺院の所蔵品修復などを手がけてきた、絵師・福島武史氏が担当。精緻を極めた色彩の復刻は必見です。
自然界にわずかしか存在しない青色。
“星のきらめく天空のかけら”といわれたラピスラズリ石。古代エジプトでは神に捧げられ、王族のみが所有を許された神秘の力を秘めた宝石でした。また17世紀当時は金よりも高価とされたたいへん貴重なものでした。
■額装の説明
『真珠の耳飾りの少女』…華やかな金箔調仕上げ。
『デルフトの眺望』…重厚感漂うダークブラウン色
北欧のモナリザ、世界で一番愛されているフェルメールの代表作品
「フェルメール作品でとりわけ特徴的なのは、レモン色、淡い青、明るい灰色だけの絶妙な階調で構成された作品である。ヴェラスケスが黒、白、灰色、ピンク色で構成したように。」あのゴッホをしてそう言わしめた稀代の画家・フェルメールが描いた『真珠の耳飾りの少女』。
わずかに開いた少女の唇、グレーブルーの瞳は潤んだようにかがやき、真昼の夢からさめたかのような神秘的な表情で、こちら側をじっと見つめています。異国風のターバンは“フェルメールブルー”とよばれるラピスラズリの透明感ある色彩で輝き、観る者の心を捉えて放しません。
時代や国を超え、すべての人々が共有する感動…。まさに“永遠の名作”です。
作品詳細情報
品番 |
AR-JV13 |
作品名 |
真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女) |
作家名 |
ヨハネス・フェルメール |
技法 |
PXジークレー・岩絵具手彩色(天然ラピスラズリ)・メディームタッチ加工 |
画面 |
油彩画用布地キャンバス |
サイズ |
縦41.5cm×横35.8cm |
額寸 |
縦59.5cm×横54.3cm |
額装 |
金箔調仕上げ樹脂製 ※額装は、光や角度によって色の見え方が多少変化いたします。詳しくはお問合せください。 |
重量 |
約3.1Kg |
制作 |
(株)大塚巧藝新社 原画所蔵/マウリッツハイス美術館
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納期 |
受付後3週間前後 (納期のご質問・ご要望等承ります。) |