作品解説
奇跡の名木「石割櫻」の荘厳な美
石をも割る櫻の名木
巨大な岩を真っ二つに割って、エドヒガンザクラの巨木が堂々たる枝ぶりを見せて立っている。幹の直径は一メートル三十五センチ、樹齢は三百六十年を超える名木である。盛岡市の地方裁判所にあり、その名も「石割櫻」と言う。日本中に桜の名木は数々あるが、両脇に巨石を従えた桜は他に例を見ない。石をも割る力強いその姿は、見る者に深い感銘を与え、今や多くの人々を集める観光名所となっている。確かに、以前その前に立った時、見なれぬ光景に驚くとともに、不思議な感動を覚えた記憶がある。(中略)
石を割り、年ごとに石を押し広げて聳え立つ雄姿に触発され、画家の筆にも力が入っている。この「石割櫻」は、中島さんの数ある名物桜の中でも屈指の力作と言ってもよいだろう。(解説より抜粋)美術評論家・谷岡清
作品詳細情報
品番 |
AR-NO63 |
作品名 |
石割櫻 |
作家名 |
中島千波 |
技法 |
彩美版・複製画 |
サイズ |
縦37cm×横53cm |
額・軸寸 |
縦56.5cm×横72.5cm |
保証書 |
有 |
限定数 |
1000部 |
納期 |
受付後3週間前後 (納期のご質問・ご要望等承ります。) |
作品の状態 |
額装 |
作家プロフィール
1945(昭和20)年 長野県生まれ。父は日本画家・中島清之。
1969(昭和44)年
東京芸術大学日本画科卒業。第54回再興院展に初出品、初入選。
1971(昭和46)年
同大学院を修了。
1979(昭和54)年 山種美術館賞展優秀賞。
1991(平成 3)年
長野県小布施市に「おぶせミュージアム・中島千波館」オープン。
2000(平成12)年 東京芸術大学教授に就任。