作品解説
長きにわたり全国の名桜を訪ね歩いて描き続け、いまや「千波の名なくして桜の現代日本画を語れない」との絶賛をほしいままにしておられる中島画伯。その〈桜の千波〉が魅了された、まさに桜の中の桜、福島県大沼郡新鶴村米沢にそびえる、樹齢七百年余のベニヒガンザクラ「千歳櫻」を描いた逸品です。
県の天然記念物に指定されているこの桜は、『千歳』という名の女性にちなんで鎌倉時代に植えられたという伝説の名木。古木ならではの風格と、麗しい女性の姿を彷彿とさせる妖艶な姿に深く心打たれた千波画伯は、震えるような感動を官能的なまでの美の境地で表現し尽くして、ここに名画「千歳櫻」が誕生いたしました。数々の桜の雄姿を描いた画伯作品中、最も華やかなものであると絶賛を浴びた名作。
作品詳細情報
品番 |
AR-NC58 |
作品名 |
千歳櫻 残部僅か※売り切れの節はご容赦ください。 |
作家名 |
中島千波 |
技法 |
岩絵具方式複製画 |
サイズ |
縦41cm×横53cm |
額・軸寸 |
縦62.5cm×横73.5cm |
保証書 |
有 |
限定数 |
1000部 |
納期 |
受付後3週間前後 |
作品の状態 |
額装 |
作家プロフィール
1945(昭和20)年 長野県生まれ。父は日本画家・中島清之。
1969(昭和44)年 東京芸術大学日本画科卒業。第54回再興院展に初出品、初入選。
1971(昭和46)年 同大学院を修了。
1979(昭和54)年 山種美術館賞展優秀賞。
1991(平成 3)年 長野県小布施市に「おぶせミュージアム・中島千波館」オープン。
2000(平成12)年 東京芸術大学教授に就任。
2013(平成25)年 東京芸術大学を退任。