作品解説
40年近くにわたり全国の名桜をたずね、対峙し数々の名作を発表し続けてこられた日本画壇の重鎮・中島千波画伯。
桜の千波 と称賛される画伯が、咲き誇る巨木の荘厳な姿としだれる花糸の美しさに感銘を受け、その霊姿を描いた傑作がこの『常照皇寺の九重桜』です。
風雪に耐えすごみさえ感じる老木の太い幹、力強く張り出し地面までしだれる枝に満開の花を咲かせた壮麗でダイナミックな構図は、まさに千波芸術の真髄。春を待ちわびてやっと花開いた桜が、春風に舞い散り桜吹雪があたり一面に広がりゆく可憐な様を、画伯独特の流麗で繊細な筆致で画布にとどめた珠玉の名作です。
作品詳細情報
品番 |
AR-NC65 |
作品名 |
常照皇寺の九重桜 |
作家名 |
中島千波 |
技法 |
シルクスクリーン |
サイズ |
縦40.2cm×横80.2cm |
額・軸寸 |
縦66cm×横104cm |
納期 |
受付後3週間前後 |
作家プロフィール
1945(昭和20)年 長野県生まれ。父は日本画家・中島清之。
1969(昭和44)年
東京芸術大学日本画科卒業。第54回再興院展に初出品、初入選。
1971(昭和46)年
同大学院を修了。
1979(昭和54)年 山種美術館賞展優秀賞。
1991(平成 3)年
長野県小布施市に「おぶせミュージアム・中島千波館」オープン。
2000(平成12)年 東京芸術大学教授に就任。