作品解説
伊勢神宮ともゆかりの深い
天見通命裔(あまのみとおしのみこと)による真筆掛軸
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厳かに格調高く − 家内安全、繁栄、発展祈願
ご尊家を寿ぐに相応しい、珠玉の真筆御神號(ごしんごう)
天見通命裔 荒木田守明 筆
『天照皇大神』(あまてらすおおみかみ) 新絹本 尺五立
「古事記」「日本書紀」にも記される、天照皇大神が伊勢神宮に鎮座されて二千余年を数えます。その神名の意味は、一般的に「天に坐して照り輝く」の意味といわれ、大地の豊穣と人々の繁栄を司る太陽神であるといわれています。神話に残る「岩戸開き」はつとに有名で、各地に神楽などとして残っています。
本作「天照皇大神」は、伊勢神宮ともゆかりの深い天見通命の末裔、荒木田守明氏が、斎戒沐浴し、心を落ち着かせて一筆一筆肉筆にてしたためた有り難くも尊い御神號掛軸です。神々しい墨跡に秘められた品位は、神様にお仕えする選ばれた家系であればこそです。中央には神様の御印として古くから尊ばれている「神璽の印」が捺され、艶があり高尚な新絹本に墨の香が清々しく映えています。表装には白地の織柄も典雅な繻子織唐花菱綸子を用い、筋三段表装にて仕立て上げた格調高い一幅です。
御神號には「全てを生かし、見直し、開き直し、詔り直しむつまじき心をもって相ゆるし給う」という神宮の教えが常に身近に感じられ、家内安全、生業繁栄、郷土の発展、ひいては国の繁栄と平和への祈りと願いが込められております。心新たにお飾りいただける逸品を是非この機会にご所蔵下さいますようおすすめ申し上げます。
■神様の御印として尊ばれる「神璽の印」
「天照皇大神」の中央には、「神璽の印」と呼ばれる尊い印が捺されています。この印は神様の印という意味で、御神號やお札などに捺されるものとして尊ばれてきました。この印を捺されたものは、神様のみたまを分霊されたものとし、御祈祷がなされた証でもあります。
■鉾杉を彷彿させる杉箱に納めてお届け
御山杉に囲まれた伊勢神宮の正宮に向かう参道に聳えたつ、樹齢数百年とも言われる「鉾杉」を彷彿させる桐箱裏には、荒木田守明氏による題字、署名、落款(共にシルクスクリーン)が入れられます。
天見通命裔 荒木田 守明
「日本書紀」などにも登場する「天見通命」の末裔で、由緒ある伊勢神宮禰宜の家系に生まれる。禰宜とは「祈ぎ(願い)」の意味で、神に祈請する者という意味をもち、宮司を補佐し祭祀を執り行う立場にあります。御神號を謹書することが許され選ばれた役職でもあり、神に仕えるとともに秘伝の書法を体得。荒木田氏が心身を清浄にし、書き上げられる厳かな御神號です。
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作品詳細情報
品番 |
AK-AM05 |
作品名 |
真筆御神號『天照皇大神』新絹本・尺五立 |
作者名 |
荒木田守明 |
技法 |
真筆 |
本紙 |
新絹本 |
画寸 |
106×40cm |
軸寸 |
184×53cm |
表装 |
筋三段表装(天地・中廻し:白地繻子織唐花菱、一文字・風帯:金襴 、軸先:白木塗面金) |
収納 |
作家題字、署名(共にシルクスクリーン)、落款入り杉箱 |
納期 |
受付後1〜3週間前後 |