作品解説
大自然に祈り、家族に祈り、
支えてくれたすべての人々に祈る棟方芸術の神髄<女性賛歌>
新作リトグラフ
『観自在菩薩尊図（かんじざいぼさつそんず）』文化勲章受章 棟方志功
厳正な監修のもと制作された、価値あるリトグラフ。
板画（いたが）とともに「世界のムナカタ」の最も重要な仕事とされる肉筆画・倭画（やまとが）の傑作『観自在菩薩尊図』。ふくよかでたおやかな輪郭、瑞々しく健康的な薄紅色の頬、思慮深さを感じさせる口元、すべてを見通し受容してくれるような力強い目元。女性への讃歌を込めて描かれた観音像と無常の言葉で構成された画面に棟方芸術ならではの優しさと厳しさが溢れています。この名作『観自在菩薩尊図』を、棟方家のご許可と厳正な監修をいただき、国内外で高い評価を得ている有名工房の熟達した職人が、26にもおよぶ版と色を組み合わせて一作一作丁寧に、原画に忠実に美しいリトグラフ作品として再現いたしました。作品紙面の余白（版面の左右・マットに覆われた部分）には著作権者の証明印と限定番号が入れられ、額裏面には監修者の印と限定番号が入った証明書が貼付されていますので、芸術的な価値のある美術品として安心してご愛蔵いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みいただき、�狎こΔ離爛淵�タ�瓩覆蕕任呂旅發だ鎖誓�と芸術性にあふれたこの傑作を、末永くご鑑賞くださいますよう心よりおすすめ申しあげます。
限りない愛と尽きる事のない慈悲ー菩薩の清明な悟りの境地を、
女性の優しさで表現した、棟方志功の美の世界
「ムナカタ」の一言だけで、その偉業が世界に通じる不世出の天才・棟方志功画伯。少年時代からゴッホのような絵描きになることを目標に精進を重ねて、誰にも真似のできない独創的な美の世界を築き上げました。国際的にも指折りの賞を数々受賞し、日本でも文化勲章を受章しています。没後40年近くを経た今も、その作品の評価は高まる一方。温かな人間味と噴きあがる情熱を映し出した作品のひとつひとつが、世界中から惜しみない喝采を浴びています。
棟方志功画伯は、多くの女性たちー祖母、母、夫人、知人たちーから授かった愛情や厚意に対する限りない謝恩の思いを込めて、数多くの女性の姿を描きました。
作品詳細情報
| 品番 |
AR-MS32 |
| 作品名 |
『観自在菩薩尊図』（かんじざいぼさつそんず） |
| 作家名 |
棟方志功 |
| 限定制作 |
240部 |
| 技法 |
リトグラフ |
| 版数色数 |
26版26色 |
| 用紙 |
特漉弐号紙 |
| 画寸 |
36.5×26.4cm |
| 額寸 |
56.3×46.2cm |
| 額縁 |
特製金色塗り仕上げ |
| マット |
金モール上布クロス仕上げ |
| 監修 |
棟方良 |
| 工房 |
版画工房アルミィ |
| 企画 |
株式会社東急百貨店 |
| 制作・出版 |
株式会社大月 |
| 発行年月日 |
2014年6月1日 |
| 証明 |
作品紙面余白に作家名、作品名を明示し限定番号を記入、
著作権者2名の印を押印・作品画面下に「REPRO」の空押し印を押印・額裏に監修者の証明書を貼付 |
| 納期 |
受付後約1〜3週間前後 |
作家プロフィール
1903年 青森市生まれ
1928年 平塚運一を訪れ、版画を学び始める。帝展に「雑園」（油彩画）出品、初入選
1938年 新文展に「善知鳥版画巻」を出品、特選
1955年 サンパウロ・ビエンナーレ版画部門最高賞を受賞
1956年 ベネチア・ビエンナーレ国際版画大賞を受賞
1970年 毎日芸術大賞受賞。文化勲章を受章。文化功労者として顕彰される
1974年 「棟方版画館」（鎌倉市）が開館する
1975年 日展常任理事となる。九月、自宅で死去。青森市に「棟方志功記念館」が開館
2002年 米・フィラデルフィア美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館で「棟方志功展」が巡回開催
2003年 生誕百年記念「棟方志功展」開催（全国6カ所を巡回）
